ゆるく漫画、アニメ、ゲームの事を綴ってみた

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何となく生きていた日常に、突然美術が飛び込んできた。

[山口つばさ]のブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド

 

なんでもそつなくこなすことができる主人公

そつなくこなせる一方で、虚しさを覚える日常

一枚の絵に心を奪われる。

 

 

 

こちらの漫画、学園もので美術の作品です。

 

個人的に芸術ものって

大体主人公が"もともと"才能があるってものが多いと思っていました。

 

が、

こちらは違いました。

主人公、第一巻で美術の世界にはまっていく

それまでは関心すらなかったという内容でした。

 

 

虚しさを覚えた日常に、突然"絵"と衝撃的な出会いをし

そこから美術の世界に。

 

 

主人公は高校生なので

これから美術部にといったら

周りはすでに絵に関心があり、経験がある人ばかり。

 

その中に入って、さらには予備校まで行って美術の世界にのめりこんでいきます。

 

 

主人公の何がすごいって

自分の立ち位置をちゃんと客観的にみられるんですよね。

始めたばかりなのに、周りと比べて何を落ち込むんことがあるんだとか。

 

 

面白いからやってみよと思っても、周りと比べて自分が下手だと

落ち込んで

大体は挫折していくのに

主人公はそれすらも力に変えていきます。

 

進学するにつれ、周りの高い壁阻まれて

周りに目を向けたりと

紆余曲折しながら物語は続いていきます。

 

 

 

 

作品はまだ途中ですが

やはり一巻が印象的でした。

一巻が面白いと、続きが読みたくなることは必然。

 

一巻で一番印象的だったのは

天才との距離は絵の描いた枚数で埋めるしかないと。

さらに努力を重ねるところでした。

 

 

他人との比較でたびたび落ち込んだりする私には

結構響きましたね。

 

 

美術にはさして興味がなかった自分でも

楽しく読めています。

学園、青春系の作品で

美術の漫画は読んだ覚えがないので

新鮮さもありました。

 

そして熱い。

美術に熱中するようになってからは主人公の好感度上がる上がる。

 

 

自分の知らない世界を知る楽しさもありますし、なにより主人公は

特別な才能があるわけではないのに…

というのがこの漫画にはまるきっかけになりました。

 

 

 

作者の山口つばさ先生自身も

藝大出身なので、内容も具体的でリアルです。

美術の世界に興味がなくても、こんな世界があるんだなという感じで

楽しめると思います。

 

 

ブルーピリオド12巻まで配信中。